Developers.IO でブログを1,000本書いたのでジョインから現在までを振り返って&まとめてみた
先日、下記のブログエントリ投稿を以て、Developers.IOでのブログ投稿 通算1,000本を達成しました。
足掛け約7年半掛けて到達したこの記録。当エントリでは、その1,000本のブログ投稿について振り返ってみたいと思います。
目次
時系列で振り返る
まずはクラスメソッドJOINから現在までを『投稿記録・データ』で振り返ってみたいと思います。
2013年
一番最初のDevelopers.IOの投稿はジョイン時のものではなく、『出張ブロガー』としてのものでした。これが2013年4月末。そこから暫くは社外の人間の立場として合計14本ブログを投稿していました。
そして2013年08月。正式にクラスメソッド社員としての投稿を開始します。
この年は入社月で35本(当時の月間記録を更新)投稿し、年内までに100本をクリア。クラスメソッドにジョインした当時はAWSコンサルティング部(現在のAWS事業本部の前身)に在籍していましたが、当時は今程はAWS案件も多く無く、また会社としてもAWS案件を取ってくる為に色々と試行錯誤をしていた時期でもありましたので、私個人としても『ひたすらブログを書く』というところをミッションにしつつ、担当となった案件に必死で喰らいついて行く、という状況でした。
2014年
この年は1年を通じて月の投稿本数=2桁(10本以上)投稿を記録出来た年でもありました。(前年ジョイン月からのものを含めると16ヶ月連続)
また、この年の12月は1人アドベントカレンダー(自身1回目)の25本を含む計44本を1ヶ月で投稿していました(これは現在も社内での月間最高記録)。
また、この年からは『海外カンファレンス』にも参加するようになり、参加レポートも合わせて書くようになりました。後々の参考になるように『その日あったことをまとめておく』というスタイルもこの時に確立し、以来自分が(海外カンファレンスに)参加する際には通常のセッションレポート等と合わせて記録するようにしています。
なお、この年にはAWS関連ブログエントリが通算1,000本超えを達成しています。
2015年
この年は前年12月に44本書いた反動で、1月は2桁投稿が途切れる形に。振り返ると残りの月は2桁投稿達成出来ていたので、頑張ってクリアしても良かったかなーとあとになって思いました。
2015年10月は米国ラスベガスで開催されていた『AWS re:Invent 2015』と『Tableau Conference 2015』双方に参加し、合間にはシリコンバレーやサンフランシスコに滞在しながら各種企業等にインタビューした模様をブログに上げるなど、なかなかにハードな1ヶ月を過ごしていたのも良い思い出です。
2016年
この年は年間投稿本数200本を達成していました。最初からこの数字を目指していたという訳では無く、年の後半に差し掛かった辺りから『お、このペースだと**月に**本くらい書けば行けそうだな』というのを思い付き、途中で計画変更して達成したものになります。
ちなみにこの時の記録については、あの小島英揮氏にもイベントで言及して頂いたりもしました。これも良い思い出です。
また、自身通算2回目の1人アドベントカレンダーをやってました。
2017年
この年はDevelopers.IOが(全体での)通算投稿10,000本を達成。合わせて10,000本振り返りを個人的にやってました。
本数的には前年のほぼ半分という結果に落ち着きました。
2018年
この年は月ごとに若干のムラがありつつも、何とか年間100本投稿を達成。
また、この年はとあるイベントでの登壇依頼を契機に、以下のような内容で『勉強会&イベントレポート』に関する総括エントリを公開していました。
あとそう言えばこの年、自身3度目の1人アドベントカレンダーもやってましたね...
2019年
そして今年2019年。直近記憶に新しいところですが、2019年12月5日にDevelopers.IO全体での累計投稿本数が20,000本を達成しました。前回の節目:10,000本の達成が2017年07月なので、そこから2年と5ヶ月程での記録達成となります。
そして数日後の2019年12月11日。この日参加したLooker Partner Summit 2019にて『Best Looker Ambassador』の賞をクラスメソッドが受賞しました。「Lookerをユーザー目線で市場に分かりやすく伝えて頂いた」という形で会社が受賞した形となりましたが、個人的にはここまでDevelopers.IOでブログを書き続けてきた部分も報われたのかな、という思いで嬉しく感じました。せっかくなのでこのエントリをDevelopers.IOでの自身通算1,000本目の投稿とさせて頂きました。
投稿本数は今年も無事、100本超えを果たすことが出来ました。
投稿データの可視化で振り返る
ここからは、投稿の記録を可視化したものを幾つか並べて振り返ってみたいと思います。(※ここで可視化しているものはブログ開設時からの総累計となります/2019年12月18日現在)
下記はブログアカウント開設後、Developers.IOで投稿した私の本数情報を年・月別に並べたものです。1,000本目投稿後にすぐさま1,001本目を投稿していたので数値的には1,001本となっていますがご容赦ください。投稿本数2桁(10本以上)の記録は途中で途切れてしまっていますが、一応現在まで81ヶ月連続投稿の記録は継続出来ています。
こちらは月毎の投稿本数を『累計』する形で全社員の投稿を線グラフで可視化したもの。矢印で示した、一つだけおかしい角度で伸びている線グラフが私の記録になります。
年毎の投稿本数を著者別で括り、更に『100本以上』の条件で絞り込んだもの。即ち『年間100本以上投稿した著者の一覧』となります。こちらについては個人的に7年連続年間100本以上の投稿を継続出来ています。せっかくなのでこのまま10年連続くらいまでは行っておきたいところです。
これまでの『獲得したリボンの総数』一覧。リボンとは『エントリ個別に付与されるSNSポイント(Facebook,Twitter,はてなブックマーク)の総数により付与されるラベル』です。75以上で緑、150以上で赤、300以上で銀、600以上で金のリボンがエントリに付与されます。惜しくも諏訪 悠紀氏(=神)には及ばず2位でした。
リボンの判定基準となる『SNSポイント』のこれまでの総数値ランキング。こちらも諏訪氏(神)に及ばずの2位でした。もうちょいかな?と思いつつもその差は2,500。結構遠い。
Facebookに絞ってみました。何かすげー頂いている!Facebookで『いいね』してくださった皆様、ありがとうございます!!!
Twitterに絞ってみます。これも諏訪氏(神)が頭1つ抜け出ている感じ。
はてなブックマーク。これも諏訪s(以下略
そして本数。一足先に4桁本数の世界に足を踏み入れさせて頂きました。
最後はこちら。ジョイン後から現在までの『投稿本数』と『日数』『月数』から、その人が何日に1本ブログを投稿し、また月平均で何本くらい投稿しているのかを割り出してみた図になります。(上位陣のみ表示)
個人的な情報では、ここまでおよそ2.3日に1本のペースで書き続けて来ており、また月平均も10本以上を維持出来ている(13.17本/月)形になっています。『書いているなぁ』と認識されているメンバーは、おおよそ4〜5日に1本のペースで投稿を続けている、という見方も出来ます。
ポイントをまとめてみる
このトピックでは、Developers.IOでブログ投稿を続けてきて1,000本達成するまでに個人的に考えていたこと、心掛けていたことをざっくりではありますがまとめてみたいと思います。
逆算して予定を立て、遂行した
自分の中で一番根底にあったものはこの考え方なんじゃないかなーと思っています。
前述トピックで紹介した上記エントリで言及していますが、ジョインした時の私のJD(Job Description(職務記述書)には『ブログ:週2本以上』という記載がありました。(※この記載の有無、及び内容については人によります) その目標をこなしていくには何をどういうペースでこなせば良いのか、という思考から始まり、必要なリソースの確保やタスクの遂行を行って来ました。1人アドベントカレンダーであれば、アイデア出し自体は(企画が始まる)3ヶ月くらい前からうっすら(25本分)考え始め、滞り無く25本走り切れるように1ヶ月前からエントリを書き始めてたりしていました。
上記の例えは(数字的に)若干極端かもしれませんが、『何をどれだけ、いつまでにどのような形で書くのか』という状況を把握しておくのはまずはやっておくべきことかなと思ってます。
自らの『ブログの筋肉』を把握していた
クラスメソッドに在籍している以上、『ブログ』は切っても切れない要素になっています。この部分は『アウトプット』と言い換えても良いかもしれません。
ジョイン時にはブログアカウントが用意され、『クラスメソッドにジョインしました』ブログを書くのが最初のお仕事。
日々の業務内容の振り返りやまとめをブログ化し、チームメンバーへ情報共有。
お客様からの問い合わせに対する回答にブログが用いられるのも日常茶飯事。
『AWS re:Invent』に代表されるように、海外や国内カンファレンスに参加する際は一定の『目標』が定められ、そこに『ブログ』が使われるのが最近の慣わしになっています。
そんな感じで『ブログを書く』という局面は恐らく他の会社さんよりも多くやって来るのがクラスメソッドという会社なのだと思います。(※ちなみに上記の指針は部署やチームにもよります)
その局面局面をクリアしていくために、自らの『ブログの筋肉』、即ち『自分は1本のエントリをどれくらいのリソースや手間を掛けて書き上げられるのか』『一定の期間(例えば1ヶ月、例えば1週間とか)で自分はどれだけ(本数やボリュームを)書けるのか』といった部分を把握しておくのも重要であると考えます。イベントレポート系であれば1本あたり**時間/**日で行けるな、技術検証エントリであれば内容にもよるけど##時間/##日くらい掛かるな、というのが感覚値ででも把握出来ていると、前述の『逆算』の際にも目安が立てやすくなりますし、また『1本あたり@@時間くらいしか割けられない』という形になる場合、『どうやって1本を@@時間で書くか』という考え方も出来るようになります。
ブログの時間は確保するようにしてた
クラスメソッドではブログを書くのも仕事の一環です(少なくとも私はそういう認識です)。いや一貫というか、ブログを書いていても『ブログなんか書いてないで仕事しろ』とは言われない職場です、の方がより正確かな?個人的にはブログを書いて、それを仕事で使い、チームや同僚、お客様に展開して来ました。必要な作業の一貫としてスケジュールに入れていましたし、入れるようにしていました。
『未来の自分が困らないため』の備忘録として書いた
同僚やチーム、お客様に展開するとなると、余程ちゃんとした高い基準を以て書かないと駄目なんじゃ無いか...と思われる節もあるかもしれませんが、個人的には、まずは『未来の自分が困らないため』の備忘録として書く、というスタンスで臨んでいます。
例えば何らかの環境やツールのインストールが必要になったとします。『ケースして繰り返し必要になるのであれば、それが手順化のタイミングだ』というのがあるかとは思いますが、自分の場合は初手、1発目に取り組む時点で既に手順化を検討、即ちブログ化を検討しています。動作検証などのタイミングで予めキャプチャやコマンド実行履歴は取っておき、作業が完了した時点で個別の情報を除去、汎化してブログに出来ないか...と考えています。
対象となるユーザーも、まずは『未来の自分が困らないため、未来の自分に向けて』というスタンスで良いと思っています。それが回れば、自分では無く隣で働くチームのメンバーに→社内の他部署メンバーに→お客様に→ブログ読者に...という感じで展開出来ると思います。
読まれる&活用されることを意識してた
形としては『備忘録』であっても、不特定多数のユーザーに読まれる、会社としてのコンテンツの1つとしてブログを投稿する訳です。なので、その内容は一定のクオリティであるべきと考えています。ここでの『クオリティ』は、内容の技術レベルの高い低い、ボリュームの多い少ないでは無く、『読みもの』としての構成や文章の読み易さ、分かり易さをイメージしています。体裁や言い回し、誤字脱字のチェックだったり、起承転結や課題&解決の流れでエントリが完結しているか等、気を付けて意識するようにはしています。
『これ見て』で済むような構成を心掛けた
物事をブログにまとめるということは、そのテーマで言いたいことを一定の粒度で文字としてまとめるということです。それを活用するということは、そのまとめ=ブログを使えばその『言いたいこと』を代弁してくれるはず。
なので究極の理想は『これ見て』でブログを共有すればその事象が一発で解決出来る...という展開。
なかなか全ての局面でこれが上手く行く訳ではないのですが、そう有りたいと思ってブログを書いてきました。
常にネタ探しをしていた
ブログを書く上で、何はともあれ必要なのが『どんな内容のものを書くか』という"ネタ"の部分。
一定の(本)数をこなすともなれば、その分の『ネタ』数は必要になってきます。
この部分に関しては、待ってれば天から舞い降りてくる...というものではありませんので、ある程度は自分でネタを収集し、企画的なものとして考え出していく必要があります。(あ、でも弊社の場合だと『ブログネタください』と言えば四方八方からじゃんじゃん湧いて出てくる可能性はあるな...w)
『ネタの出し方』については人やテーマ、内容によってそれぞれあると思いますのでここでは詳細言及は控えます。ですが、常に『何か良いネタ無いかな』という視点でアンテナを張り巡らせておくのは大事かなと思っています。
SNSの反応は気にし過ぎない
ブログを投稿すると、ブログに対してSNSの評価が付きます。Developers.IOの場合ですと『Twitterでの言及』『Facebookでのいいね』『はてなブックマーク』です。それらポイントの合算値によってエントリ単位でリボンが付与されます。
エントリにリボンが付く、ということはそのエントリが対外的にも反響があったということですし、そういう展開になるとやはり嬉しいものです。嬉しくなると『投稿するエントリでリボンが欲しい!この内容ならリボン取れるだろ!』となり、気合を入れて書いてみたりするのですが、得てしてそういう時は思った程反応が得られなく、寂しい思いをすることも結構あったりします。(※狙って取る人も中にはいます)自分もこの例に漏れず狙いに行って外したりする事もありました。
狙いに行くこと自体=何らかの形でバズらせること自体は、そのエントリの内容やクオリティを高めることに繋がるので良いと思っています。ですが期待し過ぎると外した時にがっかりするので、基本的にはSNSでの反響については気にし過ぎず、"取れたら良いな・嬉しいな"くらいの心持ちで臨むくらいがちょうど良いのでは無いかと思っています。
まとめ
という訳で、自身のDevelopers.IOブログ投稿1,000本達成を記念しての個人的振り返りエントリでした。
あくまでも個人的な視点で諸々を振り返ってみた形にはなるのですが、最後のトピックの『ポイント』については、同じようにアウトプットをしようとしている人達の何らかの参考になれば幸いです。